お酒

翡翠


【赤武 翡翠】(岩手 あかぶ ひすい 純米吟醸)

岩手県盛岡市の震災復興蔵です。「復興蔵」の象徴としても、よくメディアに取り上げられる蔵です。

以前は大槌町にあった蔵が壊滅的な被害を受けて、新たに盛岡市に移転しました。そして震災から3年後に帰蔵した若き6代目が、復興の狼煙として立ち上げたのが「AKABU(あかぶ)」

その復興の旗頭的な役割を担っているのもそのシンボルとしてあるのかもしれません。

言葉では簡単に〝復興〟などと口にしてますが、当事者の方々にとっては、それはそれは相当な苦難・苦労があったことでしょう。そして想像を絶するような努力と、必ず復活するという強い意志と情熱を持ってして立ち向かっていったことかと思います。

もちろんこの蔵だけでなく、被害に遭われた蔵は東北には数多く存在します。しかし、それに屈せずに立ち上がり、そして立ち向かい、歩みを進めている人たちの姿には敬意を表したいです。
当然、日本酒業界だけでなく被害に遭われた全ての方々もですが。


日本酒の説明からは少し逸れてしまいましたが、、、
この6代目、大学時代に〝利酒チャンピオン〟に輝き、新進気鋭の天才杜氏として名を馳せています。

こちら《翡翠》は、夏の限定酒。
alc13℃の低アルコールの日本酒です。
初夏の若葉のような爽やかな香り。シャインマスカットのような瑞々しい香味。透明感あるクリアな甘みが心地よく広がります。ライトな飲み口で、暑い夏に快適な一杯となることでしょう。

米どころのお酒


【純青】(兵庫、じゅんせい、生酛特別純米 山田錦)

米どころ播州加西市にある酒蔵、富久錦酒造さん。《富久錦》の銘柄で有名な酒蔵ですが、8代目の現蔵元が平成25年に立ち上げた別ブランドがこの《純青》。

コンセプトは全量地元米の純米。富久錦流の生酛。無濾過上澄み取り。

こちらは山田錦60%精米。
山田錦のふくよかなボリュームある旨みと、生酛特有の酸が上手く調和。バランス良くキレイな仕上がりとなってます。

初夏の便り


【玉川アイスブレイカー】
(京都、たまがわアイスブレイカー、純米吟醸 無濾過生原酒)

京丹後市、木下酒造さん。
初夏を彩る人気の夏季限定の銘酒《アイスブレイカー》の入荷です。

さながら〝初夏の便り〟といったところでしょうか!?ここ数年、このお酒が出る頃になると「梅雨入り」「初夏」「そろそろダービー」(笑)のキーワードが浮かんできます。

個性的な酒質で熱烈なファンの多いお酒。

日本晴60%、精米の半年熟成。

英国人杜氏フィリップ・ハーパー氏の渾身作です。

お楽しみください!

石川の食中酒


【遊穂】(石川、ゆうほ、純米酒)

石川県羽咋市。〝御祖(みおや)酒造〟さん。「料理に寄り添う酒」「酸と米の旨みがしっかり効いた食中酒」を目指しています。

こちらはその蔵の定番のレギュラー純米酒。〝五百万石〟と〝能登ひかり〟という酒米を60%精米して醸された純米酒です。

際立つ酸味、パンチのある旨味、後口すっきりとキレていく。バランスの良い濃醇旨口の食中酒です。幅広い食に対応。燗も旨し。

四国の宝


【悦凱陣】(香川、よろこびがいじん、山廃純米 無濾過生 オオセト)

香川県琴平町、金毘羅宮の参道の一角に蔵を構える「丸尾本店」さんの〝四国の宝〟と呼ばれる銘酒がこちらの悦凱陣です。

骨太で芳醇な旨みに満ち、強烈な個性を放つ。コアなファンから非常に人気の銘柄。

こちらは、香川県の酒造好適米である〝オオセト〟を55%精米した山廃純米。

穏やかな香り、ボリュームある旨味、キレの良さ。山廃な旨味・コク・酸・渋みが一体となった濃醇な純米酒。御燗にしても◎
煮付けや肉料理などと相性。

海辺の酒2種


【日髙見】(宮城、ひだかみ、純米吟醸 うすにごり 生)
宮城県石巻市。漁場町の酒蔵〝平孝酒造〟さん。
「魚でやるなら日髙見」と云われるほど魚と合わせる食中酒として定評のある銘柄。

こちらは上質な〝山田錦〟50%精米、宮城酵母使用。

柔らかに漂うフルーティな香り。にごり絡んだ滑らかでフレッシュな口当たり。爽やかな辛さ主体に、円やかな甘旨味ひろがり、すっきりとキレながらフィニッシュ。

やはり魚介と合わせたい一杯。


【鳴海】(千葉、なるか、純米吟醸 直詰めの生 YK555)
千葉県勝浦市。東灘酒造さんが「味と香りに特徴ある美味い酒」をコンセプトに2006年発売の新銘柄。

地元では勝浦湾を鳴海湾と呼ぶ。

こちらは協会5号酵母で岡山産の良質な〝雄町〟55%精米。

メロンのような香り。上品な甘みと生酛造り由来の酸味とキレ。alc13℃も旨味充分!




石巻市と勝浦市。どちらも大きな港のある漁場町です。やはりそういった場所で育まれてきた酒蔵のお酒だけに、共に魚介類との相性が楽しめる酒質となってます。
是非お試しください。

あさば一万石



【開運】(静岡、かいうん、純米吟醸 浅羽一万石)

静岡の日本酒業界を牽引してきた〝土井酒造場〟さんの安心安定の人気銘柄である《開運》。

こちらは県西部の袋井市浅羽(旧浅羽町)地区でとれた〝山田錦〟だけを使用した純米吟醸の生酒。この地区の山田錦は、一大産地である兵庫県の山田錦にも勝るとも劣らない品質を誇っているそうです。

優しい芳ばしいフルーティな吟香。穏やかで飲み口良い爽快さ。中盤から熟した果実のような甘旨みが口中に広がり、後半にかけてのシャープなキレの良さ。
色々な味、食材と合わせやすい万能食中酒です。

静岡の純米蔵


【喜平】(静岡、きへい、純米 雄町)
静岡は平喜酒造さんの代表銘柄〝喜平〟。
平成24年に純米蔵として復活した蔵です。

ひなたが、創業当時からお世話になっている酒屋さんのひとつである駿河屋商店さん。その駿河屋さんから紹介されたおすすめの日本酒として、ここ数年常に日本酒メニューの中のひとつとして載り続けています。喜平の名前で載っているため、常に同じスペックと思われがちですが、季節ごとにスペックが変わっていっています。
しぼりたて、夏の生酒、秋あがり、燗酒専用酒の雄町燗、他にも記念酒であったり、新しい静岡の酒米の令和誉富士で仕込んだお酒であったり、、、。と色々と取り扱ってきました。

その数あるスペックの中でも、私が一番のお気に入り、それがこちらの《純米酒 雄町》です。

岡山県産の良質な酒米〝雄町〟を,安倍川のきれいな軟水の伏流水で仕込んだ60%精米の純米酒です。岡山県出身の杜氏が、雄町特有の柔らかでコクのある甘みを引き出しつつ滑らかな飲み心地実現。バランス良い芳醇旨口の食中酒です。温度帯も選ばず、気分によって冷酒から熱燗まで楽しめます。

店主イチオシの喜平の純米酒・雄町を是非お試しください!

翠GIN(すいジン)ソーダ、特別価格!




3月も下旬に入りました。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉通り、日中は汗ばむような陽気になってきました。桜の開花ももうすぐ、春が近づいています。

さて、本日はTVのCMでもご存知かと思われますジャパニーズ・ジンの翠。ひなたでは取り扱ってはいないのですが、今回は評判的にどうなのか⁈のお試しとして特別価格でご奉仕いたします。

本日より3日間(25、26、27日)
翠GINソーダ1杯を220円(税込)にてご提供いたします。

飲んだ印象・味の感想・料理と合うかなどなど教えて下さい!

円熟の酒


【石鎚】(愛媛、いしづち、純米吟醸 緑ラベル槽搾り)

愛媛県西条市。石鎚山のふもと、酒造りに適した気候・風土。「食中に活きる酒造り」テーマに食中酒として定評のある蔵。

こちらはその蔵の代表格の定番酒。
麹米に兵庫県産山田錦(50%精米)、掛米に愛媛県産松山三井(60%精米)を使用。
自家培養酵母KA-1。alc16度。

穏やかでやさしい香味。滑らかな旨味のバランス良。完成度高く、すっきり心地良い後味の飲み進めやすい一本。オールマイティな食中酒です。



プレジデント社から出版されている〝食〟の雑誌《dancyu》という月刊誌があります。
昨年までは毎年年1回3月号が日本酒特集だったのですが、今年から別冊として春夏の年2回発行となり、今回vol1という栄えある第一号!

が、こちらです。なかなか興味深い見出しが表紙を飾ってます。


この中身の38pに
《円熟の酒15》〜安定の食中酒、おいしさド真ん中!
といった特集が組まれてます。
その1番目に紹介されているお酒が、今回たまたま仕入れていて今回紹介した【石鎚】の純米吟醸緑ラベルです。

幅広い世代を虜にするオールラウンドな味わい、との謳い文句。
色々な食材と合わせて、お楽しみいただけること請け合いの一本です。
〒431-0103
浜松市西区雄踏一丁目12-21 1-B
電話番号 053-592-0400
営業時間
火~土 17:00~24:00 
日・祝  17:00~23:00
定休日 月曜日
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