お酒

【立春朝搾り】入荷!


先日、暦のうえでは《立春》を迎えましたが、まだまだ寒い日が続きます。更に本日から今週末くらいまで日本列島を大寒波が襲うそうです。山間部では積雪、この辺りでも路面の凍結に、注意していきたいですね。

 さて本日のお知らせは、その立春の日の朝に搾ったばかり、毎年恒例となっております【立春朝搾り】が入荷してます。

今年も《開運(かいうん、掛川)》《若竹(わかたけ、島田)》と県内の2銘柄を用意しております。どちら純米吟醸生原酒です。フレッシュでフルーティな香気と躍動感あふれる味わいが楽しめます。

無病息災・家内安全・商売繁盛・疫病退散と、近隣神社でご祈祷も受けた縁起酒の新酒です。

ぜひご賞味ください。

他にも、この寒い時期、燗にして旨い酒もラインナップに入ってます。

生ウニ・カラスミ・牡蠣・タラ白子・アサリ・蛤などなど、日本酒に合うおつまみも揃ってます。

ご来店お待ちしてます。

パイオニア



【神亀】(埼玉、シンカメ、純米 ひやおろし)

埼玉県蓮田市、今や《全量純米蔵》という酒蔵は全国にかなり増えましたが、その純米蔵のパイオニアとも言われている、日本初の全量純米蔵にしたとされているのがこの〝神亀酒造〟さんです。

熟成から得られる米の旨み・コクにスポットを当てた酒質で、コアなファンが多い銘柄です。

こちらは〝阿波山田錦〟を55%精米。
含み心地良い深い香り、シャープで落ち着きのある味わい。ひやおろしということで、通常の定番純米に比べて熟成短めなので、フレッシュさ感じられ比較的飲みやすいタイプです。

冷酒でご用意しておりますが、常温から燗をつけても美味しいです。
どちらかというと神亀さんのお酒は燗にして映えるともいわれてます。

余談ですが、自分が20代の頃、仕事で関東地方を転々としてました。その頃の東京・埼玉界隈のちょっとした呑み屋さんだと、結構な割合でこの神亀というお酒が置かれていました。それくらい関東では馴染みの深い銘柄です。今回懐かしさを感じつつ入荷してみました。

究極の食中酒



【あたごのまつ】(宮城、特別純米 冷卸)

宮城県川崎町に蔵を構える《新澤酒造店》さんの「伯楽星」とともに蔵を代表する銘柄。

〝究極の食中酒〟をスローガンにかかげ品質の徹底管理。

こちらは北海道産の酒米「彗星」を60%精米したひやおろし。

柔らかな口当たり。バナナやメロンを連想させるような香味。軽快ななかにもふくらみがあり、麹のニュアンス感じる旨みしっかり。後半から爽やかな酸と共にキレていきます。

辛口でありながら色々な要素のバランスが良いため、魚介中心に食の対応の幅広いタイプの正に〝究極の食中酒〟
杯が進みます。

山装ふ


【日置桜(ひおきざくら)】(鳥取 純米 ひやおろし 〝山装ふ〟)

鳥取県鳥取市。「醸は農なり」の精神、「日を置くほどに佳くなる酒」の信念をもとに酒造りに勤しむ山根酒造場さんの主要銘柄です。

こちらは秋季限定酒〝山装ふ〟。
ラベルも赤、橙、黄色のグラデーション。紅葉に彩られた山々の情景、正に日本の秋の装いを表現してます。

酒米には、拘りの契約栽培米である玉栄・山田錦を使用し70%精米。日本酒度+9.5に仕上げた純米酒。

チーズ、ナッツ、少しスパイシーさ感じさせる熟成した芳醇な香り。含むととろりと米の旨み。伸びやかな酸と、パンチの効いたキレを演出。硬派な印象ではありますが、円やかで優しい一面も覗かせます。

「食を邪魔しない酒」をモットーにした、いわば食中酒としての完成度の高いお酒です。

そして山陰のお酒は燗が旨い。熱めの燗で真価発揮します。だんだんと下がっていく味の変化も楽しみのひとつ。是非お試しください。

ひやおろし


【開運(かいうん)】(静岡・掛川 純米 ひやおろし)

静岡県の日本酒業界を牽引してきた土井酒造場さんの主力銘柄《開運》の純米ひやおろしです。毎年恒例の仕入れです。

今や伝説の杜氏、能登四天王「波瀬正吉」イズムを継承。安心安定の出来映えの全国区の人気銘柄。

兵庫県産山田錦55%精米。香り、味わい柔らかく上品。後味にふくよかな厚みのある旨み。心地良い辛さと深み。そして余韻の長さ。今年のひやおろしも、実にバランスのとれた一本に仕上がっています。

秋の味覚と共に楽しみ、じっくりと味わいたいです。

佐賀の人気銘柄



【光栄菊(こうえいぎく)】
(佐賀、白月  無濾過生原酒)
佐賀県小城市。2019年に復活した蔵。

(日本酒の酒蔵というのは、1から新規参入して開業することは、取得すべき清酒の酒類製造免許の要件からいって、実質的かつ現実的に難しいというか、閉ざされているのが現状です。

そこでここ近年多いのが、休眠している酒蔵を買収して新設する方法です。買収というと聞こえは良くないですが、実質廃業してしまった酒蔵及びその設備等を、新たに志ある経営者や蔵人が、生き返らせる、甦させるということです。酒蔵名、銘柄名を引き継ぐこともあります。光栄菊は正にそれに当たります。)

前振りが長くなってしまいましたが、この光栄菊酒造さん、愛知の菊鷹さんにいらしたスター杜氏である〝山本克明〟氏を迎え入れて、初年度醸造より一躍全国区へと駆け上がった酒蔵であります。

これまでも何銘柄か入れてますが、そのどれもがalc度数が低いのに、しっかりと味わいが深く、いわゆる〝酸〟がしっかり効いているのが印象的。

こちら白月は幻といわれる酒米《神力》を使用し2年ぶりにリリースされたシリーズ。

ほんのりとマスカット様の香り、含むと青リンゴを思わせる軽やかでいながら瑞々しくジューシーな旨み。そしてキリッとした酸味。
後追う渋みとビターなニュアンスも感じられバランスを保たれた優しい旨み。

単独でもさらりと飲めて、かつ食事との相性も良い銘柄です。是非お試しください。

ドメーヌ蔵


【仙禽(せんきん)】(栃木、純米大吟醸 朝日)

ワイン産地フランスのブルゴーニュ地方などでいうところのドメーヌ。
いわゆる自家栽培醸造家を意味します。ドメーヌは畑と醸造所をもち、原料(ワインならブドウ、日本酒なら酒米)の栽培から醸造・熟成・瓶詰めまでを自らで行う生産者を指します。

日本酒業界における〝ドメーヌ化〟の先駆け的存在の蔵は全国に幾つか見受けられますが、その中のひとつに挙げられるのが栃木県さくら市の《せんきん》さん。

山田錦、雄町、亀の尾など自家栽培の酒米で醸されたお酒を今までも数多く入荷してきました。
ただ、今回仕入れたお酒は、岡山県産の〝朝日米〟で醸した限定酒となります。 

50%精米、生酛造りの純米大吟醸。

フレッシュな果実香。程よい酸味と甘味がきれいに調和。若々しく爽やかな味わいと、ジューシーで透明感ある風味。
フルーティな甘やかさと雑味のないクリアーな酒質が、非常に飲み易さを演出してます。

日本酒が苦手な方、女性の方などに是非お試しいただきたい銘柄です。

ひや


【秋鹿(あきしか)】(大阪、純米 生貯 ひや)

大阪を代表する蔵元のひとつ、秋鹿酒造さん。自営田にて酒造好適米〝山田錦〟〝雄町〟を栽培。夏は米作り、冬は酒造りのドメーヌ蔵。

こちらはラベルに大きく《ひや》と描かれた〝涼〟運ぶ夏季限定品。(※ちなみに〝ひやおろし〟ではございません。念の為。^_^)
香りはおだやか、スッキリとした口当たり。水のようにクリアながら、中盤から後半にかけて力強く広がる骨太な米の旨み。

山田錦100%使用の70%精米。日本酒度+9の辛口も0度貯蔵により円みを帯びたやわらかな味わい。そして後口の酸と爽快感。

SUMMER JUN


【長珍(ちょうちん)】(愛知SUMMER JUN 純米無濾過生詰)

愛知県津島市。〝末長く珍重される酒でありたい〟という願いと志から《長珍》と命名。

木曽三川の伏流水のミネラル豊富な硬水仕込み。奥深い旨みが持ち味で人気を博す蔵。

こちらは長珍酒造さんの夏の限定酒。まだまだ暑い夏にぴったりで、他の長珍のお酒に比べるとスッキリとクリアで飲みやすい印象。正に夏純米でSUMMER JUN。

爽やかな香り、フレッシュな口当たり。スイスイといけるタイプの夏に飲みたい純米。旨味とドライな酸味、辛さのキレのバランスが絶妙に絡み合います。

旬の魚介類や野菜などと共に楽しみたい一本です。

鈴風


【乾坤一 鈴風(けんこんいち すずかぜ)】(宮城 大沼酒造場さん 純米吟醸)

宮城県柴田郡。
「みちのくの小京都」とも呼ばれる歴史ある町にある、大沼酒造場さんの主力銘柄《乾坤一》。
その蔵の夏酒がこの〝鈴風〟です。

ラベルは少し翳りのみえる石畳の小路。
モノクロームな仕上がりで、ノスタルジックな夏の思い出を彷彿させ、物憂げで風情のある情景を表現。
呑み手の其々の夏に対する想像力を掻き立てるようです。

風鈴の音で涼を感じられるようにと名付けられた夏のお酒。♪リーン♯リーンと鐘と風の織りなす心地よいハーモニーが聞こえてきそうです。
酒米には幻の食用米ササシグレ(ササニシキの父)を使用して醸された一本。

酒質は、、、
柔らかな口当たり、グレープフルーツの様な軽い柑橘の含み香。優しい旨甘みと爽やかな酸が強調されたボリューム感から穏やかな余韻。後半からフィニッシュにかけてキレ良くシャープな仕上がり。

ササシグレ50%精米。夏の食材と共に、ゆるりと冷酒で楽しみたいお酒です。
〒431-0103
浜松市西区雄踏一丁目12-21 1-B
電話番号 053-592-0400
営業時間
火~土 17:00~24:00 
日・祝  17:00~23:00
定休日 月曜日
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