
【片野桜】・・(大阪、かたのさくら、生酛
純米 愛山 火入れ)
大阪府交野市、江戸末期創業の歴史蔵。
生駒山系の伏流水と上質な関西の酒米で地域に根ざした酒造り。
こちらは兵庫県産”愛山、65%精米。火入れの落ち着きある柔らかな旨み、生酛らしい程良い酸味と芯のある旨み、ふくよかな味わい、心地良いキレ、フィニッシュ余韻も素晴らしい。
冷酒から燗酒までいけて、中華や肉料理などのしっかり味にも対応。
日本酒の造りは、乳酸の扱いの観点からすると大きく“生酛〟系と“速醸〟系の二つに分けられます。
アルコール発酵を確実に行える環境を整えるためにも“乳酸〟は必要不可欠となります。
その乳酸を自然界から取り込む造りが、“生酛〟系。
乳酸を人工的に加える造りをするのが“速醸〟系。
前者は手間と時間がかかり、日本酒生産量のうち1割といわれてます。
後者は失敗が少なく速く仕上がり、日本酒生産量の9割を占めてます。
どちらが良いとか正しいとかではないですが、“生酛〟系は大変な手間が掛かる昔ながらの伝統的なやり方で、パンチがあり力強いタイプのお酒が多いです。そして燗映えするお酒が多いです。
そういった造りを現在も続けている蔵に尊敬の念を抱いて“生酛〟“山廃〟のお酒を頂きたいものです。