2025年2月

《和食展》

先日のお休みは、豊田市の博物館で開催されている《和食展》へ行ってきました。

美術館や博物館などで行われる展示会はほぼ月曜日は休館日。
ひなたの定休日と被るために、こうした開館している祝日の月曜日にしか行くことが出来ません。今回の開催も1月18日から4月6日までの開催期間中、月曜開催はこの日だけ。その期間中唯一の開催日の日に出掛けました。

浜松から東名高速を走らせて1時間余りで豊田IC、高速を降りてから10分ほどで博物館に到着です。

2024年4月に出来上がったばかりの豊田市博物館。国際的な建築家である坂茂氏のデザインだそうです。
明るく開放的な空間が広がり、まだ一年も経っていないということもあり、新しくキレイでオシャレな建物です。

中に入ると、

《和食展》の立て看板。入場料は現金以外でも電子決済(各種クレジットカードやコード決済)が利用できます。


あまり写真は撮ってはいないのですが

このように食品サンプルを使って様々な食材(魚介類・野菜・発酵食品など)に関するあらゆる方面(品種・根源・歴史・特色・産地等々)からの紹介がされてます。

こちらは和食に関して使用する道具について、サンプルを用いて解説されてます。



他にも古代から現代に至るまでの食文化を、時代背景と共に流れを追いながら紹介されてます。


画像は上は、江戸の食文化を浮世絵とともに解説されています。下は時代考証と外食の起源についての説明もなされてます。


こちらは全国各地のお雑煮文化についての分布図です。

こういった食の比較文化論的なものなど、色々と興味深い内容のテーマが、数多く展示されてます。

じっくりと回って、だいたい1時間半から2時間くらいでひと通り回れる感じです。

入場料は一般1,900円、大学生・高校生1,400円、中学生以下無料。

冒頭でも述べたように、4月6日(日)までの開催。月曜日定休。
時間は10:00から17:30(最終入場17:00まで)となっております。

ご興味のある方は、少〜しだけ距離がありますが、ぜひぜひご鑑賞なさってみてください。


ちなみに、、、

こちらが隣接されての建築物、【豊田市美術館】です。これまたオシャレな建物です。
建物を見るだけでも一見の価値ありです。


あと、せっかく豊田市まで来たのだからと,ついでに、、、

IKEA長久手までは下道で30分弱でいっちゃいますよ!

トマトソースの仕込み

先日の【トマトソース】の仕込み。

材料は玉葱、人参、セロリ、ニンニク、をそれぞれフードプロセッサーにかけて、みじん切りにします。



鍋にオリーブ油とみじん切りにした野菜、そしてローリエを入れて炒めます。焦がさないように弱火でじっくりと火を入れていきます。20分ほど炒めて野菜の色が少し変わってきて油に程よく香りがついてきます。

そうしたら、ホールトマト缶を開けて、ヘタを取り除いたトマトを汁と共に鍋に投入していきます。(スーパーなどの紙パックのカットトマトとかでも充分です。)

しばらく煮込んだら、火を止めてふたたびフードプロセッサーにかけてソースを滑らかに仕上げます。

鍋に戻して、トマトペーストとフレッシュバジル(無いときは乾燥バジル)、乾燥オレガノ、を入れて更に煮込み、塩、コショーで味を整えます。



キレイな真っ赤なトマトソースが完成。
他の仕込みと同時進行だったため、途中画像撮るの忘れました(-_-;)


トマトソースは冷凍も効きますので、ある程度大量に作って、ジプロックなどに小分けにして冷凍しておくのも良いかと思います。

パスタのトマトソースはもちろんのこと、ピッツァのベース、グラタン・ドリアのベースに、チーズ焼きのソース。他にも洋風の煮込み料理、オムライスやオムレツ、前菜やオードブルのソース、フライやカツのソースに、と様々な料理に使えて汎用性の高いソースとして重宝します。

サヨリ



【サヨリ】
本日入荷したモノです。ここのところ入荷があります。

漢字では《細魚》とか《針魚》と表記されます。
まさに画像から見て取れるように細い魚、針のような細長い魚という意で、その形状から漢字が当てられています。

旬は秋冬から春とされています。
また春告魚とも呼ばれることから、この時期のサヨリはまさに春を告げる旬の魚という役割りを担っています。

白身の繊細かつ上品な身質で、適度な旨味と独特の風味を持ち合わせています。とても美味な魚です。

やはりお刺身がオススメです。

冬ひぐま


なんともPOPで可愛らしいラベルです。




こちらは、、
【千歳鶴】(北海道、ちとせづる、純米吟醸 冬ひぐま うすにごり生)
札幌唯一の酒蔵《日本清酒》さんの代表銘柄。
その冬の限定商品がこちらの〝冬ひぐま〟です。
ほんのり澱が舞ううすにごり。北海道産の酒米〝きたしずく〟55%精米。
爽やかでキレイな香り。すっきりと心地良い軽快な口当たり。クリーミーな米の質感伴う優しい米の旨みが楽しめる爽快な一本です。

ピチピチとした酵母が生きてるガス感が、さながら〝大人のサイダー〟とでも言いましょうか!?
日本酒が苦手だという方にも、是非口にしてもらいたいです。

餡掛け揚げ焼きそば



焼きそばの麺が余ってたので(いつものソース焼きそばでは、少し飽き飽きしてたため)餡掛け揚げ焼きそばにしました。

焼きそばの生の蒸し麺を中温の油へほぐし入れて、カリッカリっになるまで揚げます。
お肉と冷蔵庫の中の残ってる野菜を炒め、鶏ガラなどの中華スープ、オイスターソース、醤油、砂糖、胡椒などで味を整えて、水溶き片栗粉を回し入れトロミをつけ、最後に胡麻油を回し入れ風味を付けて、揚げた麺の上に掛けて完成です。芥子や酢を添えても良いでしょう。


または、
フライパンにやや多めの油を入れ、ほぐした焼きそばの麺をほぐしながらフライパンの面に押さえつけながら揚げ焼きにします。ひっくり返して表裏の表面だけをカリカリにしてからお皿にうつします。
前述の餡掛け揚げ焼きそば同様に具材を餡掛けにして掛けても、また違った焼きそばが楽しめます。

ご家庭では油で麺を揚げるのは、少し面倒なので、後者の方がお手軽かもしれないですね。

麻婆豆腐の素(餡)の仕込み

今回は、酒の肴に・ご飯のお供に、、、
人気の《麻婆豆腐》その素(餡)の仕込みの紹介です。

ひなたの麻婆豆腐は豚の挽肉を使用してますが、画像の通り二種。

粗挽きにした挽肉と、肩ロースのブロックを同じくらいの粗さに角切りにしたものを使います。食べ応えと肉感を出すためです。


次に素の味付けに使う調味料。

左上から時計回りに、①甜麺醤→②豆板醤→③みじん切りにしたニンニク・生姜・長葱・花山椒→④豆豉醬・花椒辣醬。で真ん中に⑤オイスターソース。


先ずは、みじん切りにした薬味③を、油で炒めます。油に香りが移って少し色が変わってきたら④を投入。

ここでしっかりと豆豉のコクと香りを出しておきます。

次に、二種の挽肉を入れて、炒めます。


火が通ったところで、①と②を入れて更に炒めます。

しっかりめに炒めて、旨味と辛味を出していきます。最後に⑤を入れてひと炒めして、とりあえず素(餡)は完成です。


ここまで仕込みをしておけば、調理工程を省けて提供時間を少し短縮出来ます。濃い味の佃煮と同じなので、かなり日持ちもします。大量に作ったら小分けにして冷凍も効きます。
もちろん、茄子や春雨にも使えます。

ちなみにこの後、酒と鶏がらスープ、胡椒、少しの砂糖、五香粉、濃口醤油、再仕込み醤油等で味を整えます。

そして具(豆腐や茄子など)と刻んだ長葱とニラを投入。少し煮込んでから水溶き片栗粉でトロミを付けて、風味付けに最後に胡麻油を回し入れます。

お皿に移してから、仕上げに粗挽きの黒胡椒と花山椒のミルをかけて完成します。

揃える調味料が多いのですが、④は省いても良いし、①も豆味噌と砂糖で代用。味付けの再仕込み醤油や五香粉なども省いて結構です。

ぜひチャレンジしてみて下さい。

北陸のしぼりたて二種



12月の末くらいからからこの時期にかけて、蔵から続々と出荷される《しぼりたて》
新酒のフレッシュな瑞々しさが楽しめます。

今回は北陸の二銘柄の紹介。どちらも人気の銘柄でリピートが多いです。

左から、、
【常山】(福井県、じょうざん、しぼりたて純米 直汲み生)
嶺北の中心、福井市に蔵。
豊かな自然、有数の米どころ、白山水系の水で越前辛口でいて旨口の側面も併せ持つ酒を醸します。
槽場で搾りたての瑞々しい部分をガス感を織り交ぜ詰め込んだ特別仕様。
シャープや飲み口、やわらかな米の旨さ引き立ち長い余韻からスパッとキレていきます。福井県産〝五百万石〟65%精米、+8の辛口。幅広い対応の食中酒です。

そして右が、、
【曙】(富山県、あけぼの、純米70生酒 しぼりたて)
富山湾に臨む氷見港近くの高澤酒造さんの代表銘柄。淡麗辛口のキレありながら、しっかりと米の旨味感じる芳醇な味わいが特徴のシリーズ。
こちらは県産の〝五百万石〟〝てんたかく〟70%精米のしぼりたて生。
リンゴ系の爽やかな香り、どっしりとした味わいから、キレ良く酸とのバランスが秀逸。


どちらも日本海の海の幸と合わせてみたいお酒です。この時期だと鰤や寒鰆なんかとの相性を楽しみたいですね。
また、どちらも燗につけても美味しいお酒です。ふわっと広がる柔らかな旨味が料理との相性を際立たせてくれて幸せな気持ちにしてくれます。寒い時期に身体と心まで温めてくれるようです。

モツの仕込み

月初のブログでも取り上げたように、今月はニッパチの二月。

我々自営業にとっては、確定申告に関連する諸々の書類等はあるものの、それが済めばちょっと落ち着く時期となります。

少しだけ余裕を持って仕込みが出来るため、今月はそういった仕込みの様子をUPして紹介していきたいと思います。



今回は【牛と豚のモツ鍋】のモツの仕込みです。
ひなたのモツ鍋は、薄口醤油ベースにニンニクを効かして、昆布・鰹・鶏ガラの混合出しで提供してます。
ご来店の度に必ずご注文をいただくお客様も数組いらっしゃるという人気の鍋メニューのひとつです。
今年はキャベツの高値高騰が続いているので、お店で注文するにはコスパの良い商品かもしれないですね。



余談はさておき、、仕込み仕込み、
先ずはホルモン専用の精肉店にて、新鮮な国産の牛ホルモンと豚ホルモンを同量づつ仕入れてきます。

それを良〜く揉み洗いします。


次に、鍋に移して水を入れ火にかけます。





沸騰したら、ザルにあけてまた揉み洗いします。(いわゆる〝茹でこぼし〟という作業です。)

そしてまた鍋にうつし水を入れて火にかけます。この茹でこぼしの作業を3回繰り返します。この時点でほぼほぼホルモンの肉の臭みは取れています。言わばホルモンの臭み消しさの工程です。



続いて、鍋に移して水・酒・長葱の青い部分・潰したニンニクと生姜・ローリエ・粒のブラックペッパーを入れて、火にかけます。


コトコトと小一時間ほど茹でます。

こちらはホルモンの風味付けと柔らかくする工程となります。


そんなこんなで、モツ鍋用のモツの仕込みが行われます。

この一手間、二手間が美味しい料理を生み出すのです。

【立春朝搾り】入荷!


先日、暦のうえでは《立春》を迎えましたが、まだまだ寒い日が続きます。更に本日から今週末くらいまで日本列島を大寒波が襲うそうです。山間部では積雪、この辺りでも路面の凍結に、注意していきたいですね。

 さて本日のお知らせは、その立春の日の朝に搾ったばかり、毎年恒例となっております【立春朝搾り】が入荷してます。

今年も《開運(かいうん、掛川)》《若竹(わかたけ、島田)》と県内の2銘柄を用意しております。どちら純米吟醸生原酒です。フレッシュでフルーティな香気と躍動感あふれる味わいが楽しめます。

無病息災・家内安全・商売繁盛・疫病退散と、近隣神社でご祈祷も受けた縁起酒の新酒です。

ぜひご賞味ください。

他にも、この寒い時期、燗にして旨い酒もラインナップに入ってます。

生ウニ・カラスミ・牡蠣・タラ白子・アサリ・蛤などなど、日本酒に合うおつまみも揃ってます。

ご来店お待ちしてます。

2月



2月に入りました。

お手洗いに飾ってあるカレンダーです。
今月は水仙(スイセン)。春の訪れを告げる花として知られてます。
まだ雪が残る早春の季節に咲く4つの花を、中国では「雪中四友(せっちゅうのしゆう)」と呼びます。その4つが「梅(ウメ)」「蝋梅(ロウバイ)」「山茶花(サザンカ)」と「水仙(スイセン)」です。

まだまだ寒く、週末には大寒波が襲来とされてますが、少しずつではありますが春が近づいてくる時期ではあります。


さて、今月はいわゆる二八(ニッパチ)と呼ばれる月です。全ての業界に当てはまるわけでは無いのですが、ビジネス俗語として昔から言われる言葉で「二月と八月は売り上げが落ち、商売が低迷する」などとされています。

まぁこの居酒屋業界でいうと、二月は営業日数自体(稼働日数)が他の月と比べて少ない。
十二月一月の忘年会新年会シーズンと、三月四月の歓送迎会シーズンの谷間に当たるため消費が伸びない。それらが原因とされてます。

とはいえ、食材ではいろいろと新物と呼ばれるモノや、春の山菜類なども出てきます。

魚介類も、この時期の真鯛はとても味ノリが良く美味しい時期。春を告げる細魚(サヨリ)なども出始めます。

日本酒も、搾りたての生酒、うすにごりなんかの旨い酒が出てきます。立春朝搾りも明後日また紹介いたします。

また美味しい食材・お酒が入荷したらお知らせします。

今月もどうぞ宜しくお願いします!
〒431-0103
浜松市西区雄踏一丁目12-21 1-B
電話番号 053-592-0400
営業時間
火~土 17:00~24:00 
日・祝  17:00~23:00
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