2024年9月

佐賀の人気銘柄



【光栄菊(こうえいぎく)】
(佐賀、白月  無濾過生原酒)
佐賀県小城市。2019年に復活した蔵。

(日本酒の酒蔵というのは、1から新規参入して開業することは、取得すべき清酒の酒類製造免許の要件からいって、実質的かつ現実的に難しいというか、閉ざされているのが現状です。

そこでここ近年多いのが、休眠している酒蔵を買収して新設する方法です。買収というと聞こえは良くないですが、実質廃業してしまった酒蔵及びその設備等を、新たに志ある経営者や蔵人が、生き返らせる、甦させるということです。酒蔵名、銘柄名を引き継ぐこともあります。光栄菊は正にそれに当たります。)

前振りが長くなってしまいましたが、この光栄菊酒造さん、愛知の菊鷹さんにいらしたスター杜氏である〝山本克明〟氏を迎え入れて、初年度醸造より一躍全国区へと駆け上がった酒蔵であります。

これまでも何銘柄か入れてますが、そのどれもがalc度数が低いのに、しっかりと味わいが深く、いわゆる〝酸〟がしっかり効いているのが印象的。

こちら白月は幻といわれる酒米《神力》を使用し2年ぶりにリリースされたシリーズ。

ほんのりとマスカット様の香り、含むと青リンゴを思わせる軽やかでいながら瑞々しくジューシーな旨み。そしてキリッとした酸味。
後追う渋みとビターなニュアンスも感じられバランスを保たれた優しい旨み。

単独でもさらりと飲めて、かつ食事との相性も良い銘柄です。是非お試しください。

シジミの佃煮

【シジミの佃煮】
主に、お通しや前菜で使用するシジミの佃煮を仕込んでます。

細かい分類上は「ヤマトシジミ」。いわゆる汽水域に生息しています。
国内では島根、青森、北海道、茨城、千葉、東京、三重、愛知などが主要産地とされています。
旬は春から初夏ですが、年間通して流通していて味も変わらないです。

さて、先ずは砂抜きしたモノをよく洗い、酒蒸しにします。

殻が開いたら取り出し、身を外します。



酒蒸しにした出汁と、酒、みりん、濃口醤油、砂糖、そして刻んだ生姜を加えて、詰めていきます。


オルニチン・タウリンを豊富に含んで、肝臓に良いとされています。他にもビタミンB12、2が豊富であり、必須アミノ酸がバランス良く含まれているということで栄養価が高い食材です。

アラ


【アラ】
三河産のアラの入荷です。旬は秋から冬。これから入荷が増えてくるものと思われます。

九州ではクエなど大型のハタ類の地方名を「アラ」というために、よく混同されがちではありますが、こちらの〝アラ〟はそこまで大型化はしません。今回、入荷したモノも体長で30センチほどです。ただなかなかの値がよく、高級魚の仲間ではあります。

しかしこのアラ。非常に味の良い魚でして、
刺身にすると、ほんのりとした脂もさることながら旨みからくる甘味が強く、食感も良くとても美味です。

個人的には、白身の魚のなかでもかなり上位にくる美味しさを持ってると、自信を持ってオススメ出来ます。
これからおすすめのメニューに並ぶ機会が増えてくるでしょう。
是非ご賞味ください!

【貸し切り営業】のお知らせ。




9月も中盤を迎え折り返し地点。まだまだ暑い日が続きます。ただ週末にはお彼岸を控え、予報ではこの残暑もひと段落を迎えるようです。
いよいよ本格的な秋の到来ですね。行楽にイベント、お祭りなど、色々な催し物も開かれる季節です。スポーツの秋、読書の秋、食欲の秋、様々な秋を楽しみたいですね。

さて、本日のお知らせは【貸し切り営業】のお知らせです。

本日9月15日(日)のひなたの営業は、団体様のご予約をいただいてお席に空きがございませんので、【貸し切り】とさせていただきます。ご了承下さい。

またのご来店お待ちしております。

ドメーヌ蔵


【仙禽(せんきん)】(栃木、純米大吟醸 朝日)

ワイン産地フランスのブルゴーニュ地方などでいうところのドメーヌ。
いわゆる自家栽培醸造家を意味します。ドメーヌは畑と醸造所をもち、原料(ワインならブドウ、日本酒なら酒米)の栽培から醸造・熟成・瓶詰めまでを自らで行う生産者を指します。

日本酒業界における〝ドメーヌ化〟の先駆け的存在の蔵は全国に幾つか見受けられますが、その中のひとつに挙げられるのが栃木県さくら市の《せんきん》さん。

山田錦、雄町、亀の尾など自家栽培の酒米で醸されたお酒を今までも数多く入荷してきました。
ただ、今回仕入れたお酒は、岡山県産の〝朝日米〟で醸した限定酒となります。 

50%精米、生酛造りの純米大吟醸。

フレッシュな果実香。程よい酸味と甘味がきれいに調和。若々しく爽やかな味わいと、ジューシーで透明感ある風味。
フルーティな甘やかさと雑味のないクリアーな酒質が、非常に飲み易さを演出してます。

日本酒が苦手な方、女性の方などに是非お試しいただきたい銘柄です。

落花生


【生落花生】
毎年、この九月の声を聞く頃に、採れ始めるのが、この生の落花生。

今年は、八月の台風による大雨の被害も少なからずあったようで、直前になっての栽培と収穫に少なからず影響を及ぼした模様です。漁業も農業も天候の影響をモロに受ける業界のため、大変な仕事だとつくづく思います。




ひなたでは、生の落下生はほぼほぼ《塩茹で落花生》にします。

よく洗った殻付きのままの生落花生を、海水程度の塩分濃度のお水に浸し沸騰させます。上下入れ替えながら15分ほど茹でます。15分過ぎたあたりから、一つ二つ手に取りつつ固さを確認します。(個人的にあまり軟らかいのは好みでないため、やや硬めに仕上げてます。)

 今後、お通しの中の一品として登場してきますので、楽しみにしていてください。

新イカ


【新イカ】入荷です。

いわゆるコウイカの新子です。早ければ7月くらいから鹿児島辺りのものが出始めるのですが、旬は8月から9月。今年はほぼ見かけなかったのですが、今朝市場で見つけて入荷したという次第です。

鮨屋さんなどでは、「秋の使者」ならぬ晩夏・初秋の時季のネタとして欠かせない食材です。

握り拳のひとまわり小さいくらいの大きさです。子供の握り拳くらい。
かわいいサイズです。
丁寧に掃除して、表裏の薄皮も剥いで仕込んでおきます。
瑞々しくフレッシュな甘みのある新イカ、是非ご賞味ください。

新米



新米が入荷してます。ご飯物は、本日より新米を使用します。

今春くらいから、メディアとかでも《米不足》が盛んに報道されてます。
猛暑や豪雨による天候の影響による生産量減。生産者農家さんの廃業等による生産者自体の減少。インバウンド需要による米需要の増加。8月の地震により消費者の備蓄意識による買い占め。などなどの様々な要素が相まって需給のバランスには歪みが起きている模様です。

ひなたは幸いにも、ご贔屓にさせてもらっているお米屋さんに、一定数は確保していただいているので、そこまでの影響もなく、なんとか新米の季節を迎えることが出来ました。感謝感謝です。m(_ _)m

普段使用している〝きぬむすめ〟の新米は10月以降になるということで、9月中はこちらの〝ひとめぼれ〟の新米を使用させていただきます。

銀杏



新物【銀杏(ぎんなん)】始まりました。

今入荷しているものは、県内清水産のLLサイズのモノ。そのうちシーズンになると浜北産のものが出回ってくると思います。

静岡県の出荷量は、愛知県、茨城県に次いで3位だそうです。

LL以上の大きめのモノを、丁寧に炒り焼くことによって、ふっくらと風味良く仕上がります。
ねっとりとした食感と独特の風味が人気です。

栄養価はβ-カロテンやビタミンCを含み、免疫力の増強が期待できます。季節の変わり目で風邪をひきやすい秋から冬に最適です。
なお漢方では、気管支炎や下痢、高血圧の症状改善を目的に利用されているようです。

まだまだ残暑厳しいですが、秋冬これからの味覚を是非お楽しみください。

圧勝

FIFAワールドカップ2026アジア最終予選が始まりました。

今回のワールドカップからアジアの出場枠が8.5枠の増枠となり、日本にとっては本戦出場がかなり有力視されています。

この最終3次予選では、日本のいるグループCの6チームの中で2位以内に入れば、本戦出場となります。
前回までのヒリヒリとした緊張感で迎えた最終予選に比べると少しだけ緩くなったような感じではありますが、そうそう侮れない、油断は禁物でもあります。

どのスポーツでも良く云われる事ですが、特に初戦の入り方が非常に重要です。
それが昨日行われた、VS中国です。
しかし、終わってみれば

この通り、大勝で初戦を終えました。

先発全員が海外組という布陣で臨んだ初戦。個々の能力、技術、アイデアが存分に発揮され、相手を圧倒し、かつ躍動してました。


代表のレベルが、大会を追うごとに上がっているうえに、アジア枠の増枠。今回は安心して最終予選の残り9試合、楽しめそうです。

ドーハの悲劇、ジョホールバルの歓喜をLIVEで観戦してきた自分にとっては、今の代表はシステマティックに良く訓練が、され、個々の判断力がとても優れていてレベルが非常に高く、とても頼もしく感じられます。Jリーグが始まり30年が経つんですもんねぇ。

負けずに、これからも進化しなきゃ!ですね。
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