お盆明けの夏休みの連休を兼ねて、高知に行ってきました。
下の子の中学卓球部の団体戦での全中の開催地が、今年は高知だったわけです。
彼等らの全国での勇姿を見るために、はるばる片道八時間余り(何度かの途中休憩含め)かけて辿り着きました。それにしても浜松から高知は遠い・・💦です。
全国中学校体育大会(いわゆる中体連の全国大会〝全中〟)の卓球大会です。
壇上の役員席には国旗と共に、日本卓球協会の旗も掲揚されてます。
こちらは団体戦開会式の模様です。各地域ブロックを勝ち抜いた男女各39校の中学生男女の精鋭達が一同に会してます。
おそらくこの中から、将来日の丸を背負って世界と戦う人たちも出てくる事と思います。
毎日の厳しい練習と努力の上に勝ち取った全中出場。
なかなかする事が出来ない緊張感溢れる体験をしている彼等には、この景色をしっかりと目に焼き付けて、この素晴らしい体験を自信と力にして今後の糧として生きていってもらいたいと思います。
結果はというと、、
予選AからMの13リーグに各3校が分かれて、決勝トーナメントに進む一位抜けを狙います。
上記の通り初戦は、山形の中学に3-2で競り勝ち、全国で一勝をあげることが出来ました。
しかし二戦目は近畿ブロックの一位の強豪校と対戦。残念ながら1-4と及ばす。
予選リーグでの敗退で全国の舞台は幕を閉じました。
ともあれ良く頑張りました。東海大会の時にも綴りましたが、舞阪中はメンバー全員が〝自宅〟から通う地元の子達。その子達が切磋琢磨し努力に努力を重ねて全中出場を勝ち取りました。
今回決勝トーナメントに残ったのは13チーム(男子)。そのうち10校は全国でも屈指の私立の強豪校。残る公立の3校も、実は(インターハイに出場する様な)卓球強豪高校の受け皿となっている中学で、13校どの学校も越境入学(いわば卓球留学)して寮生活を送っている子達も含めてのメンバーで構成されてます。
高校野球・夏の甲子園でも、今年初めてベスト16以上を私立高校が占めた事が話題になり、その是非が問われました。
★強い学校に行って、強い子ばかりの環境。その中で揉まれ、練習を重ねもっと強くなりたい。
★将来プロになるために、全国大会に出場出来るような強豪学校へ行って全国の舞台に立ってスカウトの目に留まりたい。
★激戦のブロックを避けて、逆に地方の強豪校に越境入学して、なんとしてでも全国大会に出場したい。
★より厳しい環境に身を置いて、競技と共に、人間的にも成長したい。
色々理由はあるでしょう。
賛否両論あるかと思います。
しかし、自分としては、競技で上を目指す子を持つ親として、あながち越境留学を否定することは出来ません。
その子にとって最善の選択は、何処にあるかもわからないし、数年後にわかるかもしれない。
けれどただ一つ確実に正しいと言えるのは、本人の強くなりたいという意思がそこには存在するということ。
ちなみにうちの子の小学校時代のライバルの同級生の子達も2人、静岡を離れて石川と東京に卓球留学してます。
女子に関していえば(今の中学1年から3年)静岡を離れて他県の強豪校に其々行った子達が、知ってる限り6人います。
子供達は勿論ですが、親達も相当の覚悟が必要ですよね。
話は少し横道にそれましたが、こういった機会がなければ、なかなか高知という土地に足を踏み入れることはなかったし、強行スケジュールになることもなかったかと思うので、良きにつけ悪しきにつけ、なかなか面白い経験をさせてもらいました。