今回は軟水の中でも比較的硬度の低い軟水で仕込まれた2本の紹介です。
まず左から
【朝日榮】(栃木、あさひさかえ、純米吟醸 冷卸)・・・
栃木県南部の栃木市の蔵。〝和醸良酒〟をモットーにした酒造り、全体的に透明感あるキレイな食中酒を醸す蔵です。
比較的、利根川水流に蔵のある茨城・栃木のお酒の特徴でもあるように思います。
こちらは県産〝ひとごこち〟55%精米。上品な香り、とても柔らかく丸みのある味わいで、穏やかでなめらかな凛としたキレ。
冷~ぬる燗、秋の味覚と共にどうぞ!
【雨後の月】(広島・うごのつき、純米吟醸 ひやおろし 千本錦)・・・
広島県呉市の蔵。昭和63年より吟醸蔵として品質第一を徹底する全国的人気を誇る銘柄。広島の瀬戸内側は軟水醸造法確立の地。やはり軽やかで柔らかく上品で芳香が特徴。
こちらは広島の酒米〝千本錦〟使用。ブドウを連想させる甘い香り、口当たり上品な旨みと優しいジューシーな味わいからドライにキレていきます。
雨後の月の他のスペックと比べると、ややドライ感ある印象。天ぷらを塩で、白身魚の塩焼きなど塩味と相性。
早いもので11月も下旬に差し掛かりました。各蔵、早いところでは新酒の〝しぼりたて〟が投入されてきています。
新酒の生酒のフレッシュ感・ジューシー感が楽しめます。仕入れ次第、順次ご紹介していきますので、宜しくお願いします。